焙煎



焙煎とは
火力によって煎りあげることです
加熱により細胞破壊と化学変化をおこし芳香物質や褐色色素、苦味成分を生成します
味の特徴、独特の香りを引き出すには、8割が焙煎によって決まります
焙煎したコーヒー豆は即座に冷却して焙煎の進行をとめます
焙煎直後には炭酸ガスが含まれており、時間経過にしたがい香りと共に豆から抜けてしまう(ステーリング現象)
精製された豆は輸出され消費国で焙煎されます。
フライパンや焙烙(ほうろく)、金属製の手網などで焙煎する
多くは焙煎機(コーヒーロースター)と呼ばれる専用の機械で焙煎される
焙煎方式
直火焙煎
生豆に炎の熱を直接当てる焙煎方式です
時間をかけてじっくりと生豆の芯から焼いていくことによりコーヒー豆のもつ個性が出やすい
焼きムラガでき安く火加減など焙煎が難しく、熱風式の約3倍時間がかかる
熱風焙煎
湿度をコントロールされた熱風がドラムに吹きこまれコーヒー豆を焼き上げる焙煎方式です
一度に大量にむらなく短時間で焼き上げることができます
コーヒー豆の持つ個性的な特徴を出しずらい
半熱風焙煎
火とコーヒー豆の間に鉄板を介して焼きます
バーナーが釜の下にあり、釜に火を当てる方式です
熱風式よりもコクが出ます
過熱水蒸気焙煎
過熱水蒸気(高温な水蒸気)によって、コーヒー豆の余分な水分を抜き、煎りムラをなくす
遠赤外線焙煎
セラミックスの遠赤外線放射効果を利用した焙煎
表面の焦げを抑制する効果があります
短時間加熱処理ができる
炭火焙煎
炭火を利用し、間接加熱で焙煎する方法
コーヒー豆の表面から中心部にかけて均一に熱を加えることができる
炭火独特の風味を持つ
焙煎度
ライト・ロースト
最も浅煎りでほとんどコクが無い。生豆の青臭さが残っている
シナモン・ロースト
浅煎りでさっぱりしていて酸味が強い。生豆の青臭さが残っている
ミディアム・ロースト(アメリカン・ロースト)
中煎りで酸味・苦味が出る
ハイ・ロースト
中深煎りで飲まれる最もポピュラーなもの。酸味、苦味のバランスがよい
シティ・ロースト
深煎りでコーヒーの味が最も豊かに出るタイプ
フルシティ・ロースト
極深煎りで酸味が少なく、やや苦味が強く出る
フレンチ・ロースト
エスプレッソやアイスコーヒーに最適。苦味が豊富に出てくる
イタリアン・ロースト
カプチーノ、エスプレッソに最適。酸味はまったく無く、苦味とうまみが強く出る

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